こんなん出てきました

 10月にパソコンのハード・ディスクを交換して以来 元の環境に戻そうと データや設定情報が記録してある紙片を捜しているのですが 思ったほど回復出来ないでいる今日この頃です 私はデータを保存する場合 CDに焼くか外付けハード・ディスク 又は設定情報の掲載されているページをスキャナーで取り込んで それを印刷して保存しているのですが・・・私の場合 パソコンの画面を見ながら文章を入力するのがすごく疲れます 同じく文章の多いホーム・ページは印刷してから読みます「パソコンでペーパーレス」というスキャナー使ってページを保存する雑誌の特集など 私の場合に限っては参考にすらなりません そんな訳で紙による保存量はかなりの枚数ありますし 製本という形で保存するのですが ある時この何冊もある製本したデータの中からA4 1ページも無い設定情報を見つける訳ですが 悪戦苦闘して見つけたページ わざわざ1センチ強の厚さで出来ている製本ごと手元に持ってくる必要は無いのでそのページだけ剥がします で用が済めばとりあえずそこらへんにあるバインダーに・・・で何ヶ月経ったある日一冊の製本したものをペラペラめくっていると なんや!ページが抜けてるぞ・・・どこへいったんや・・・アホか

 今回資料をやっきになって捜していたところ 私にとって大変懐かしいものを見つけました 私には”発見した”といっても過言ではありません(笑)

今から5〜6年も前の事でしょうか ある日 関西のミニコミ誌を発行している方から手紙を頂き 「夏号でペンションの特集をしたいので資料を送ってほしい」とのリクエストでした このようなリクエストは時々あるのですが この時の反応は何故か早く 直ぐに返信していました 同封されていたミニコミ誌も文字どうりページ数の少ないミニコミ誌でしたが気が付くと会員登録していました 季刊誌的な発行(残念な事に現在は廃刊)でしたのですが 私はいつも楽しみにしていました ある時 特集を組むので投稿の依頼がありました テーマは「貴方がカセット・テープに編集する曲を録音する場合 その曲とその曲に対するコメントをお寄せ下さい」でした 私は音楽は好きな分野ですのでワープロで作った原稿をおくったのですが 何故かミニコミ誌の方々に支持されたみたいで賞品をいただきました だから大切にこの原稿を保存していたのだと思います 少し再編集しながら掲載して見ようと思います

My Favorite Music

SIDE A

 @ The 59th Street Bridge Song 5:37
 A Dear Mr Fantasy 8:05
 B Black Magic Woman   2:47
 C Presence Of The Road 4:48
 D Simple Man 6:35
 E Momma Miss America  4:05
 F Nantucket Sleighride   5:50
 G Theme For An Imaginary Western 5:04
 H For Yasgur's Farm    3:23

live_adventure @ーAの曲 60年代後半から70年初頭にかけてのアメリカはサンフランシスコの時代であり 多くのミュージシャンが集る場所であった そこにはロックの殿堂フィルモア・オーディトリアム(フィルモア・ウエスト)があった 数々のミュージシャンの演奏の場と共に演奏形態が変化していった これは1968年9月26日〜28日にフィルモア・ウエストでのライブを収録した2枚組みLP『フィルモアの奇蹟』からの抜粋で @の曲は「59番街橋の歌(フィーリン・グルービー)」でサイモン&ガーファンクルの曲です 当時盛んだったジャム・セッションの形で演奏されアル・クーパーとマイク・ブルームフィルドが中心となって行われ 途中過労で倒れたマイク・ブルームフィルドのパートを補ったのは 急遽駆け付けたエルビン・ビショップやカルロス・サンタナであった
 Aの曲はトラフィックのスティービー・ウインウッドの曲でキーボードのパートでは<ヘイジュード>のフレーズが出てくる このLPの最後の部分ではブルームフィルドがギターを床に落とした音がバッチリ収録されている このLPの前にリリースされたLP『永遠のフィルモア・ウエスト』では スタジオ録音にも関わらずギターがイントロをミスってやり直した部分がそのまま録音されている ビートルズ等にみられる 完璧なまでのアルバム創りからみると 逆にすごく新鮮に感じたものです

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english_rose Bの曲は「ブラック・マジック・ウーマン」のオリジナル・バージョンで LP『英吉利の薔薇(イングリッシュ・ローズ)』演奏:フリートウッド・マック この曲を始めて聴いたのは1969年頃でしょうか 当時のKBS京都のラジオ深夜番組でした この番組名は忘れましたが10分程の時間に新譜紹介をいち早く聴かせてくれ大変重宝したものです ジョン・メイオールとブルースブレーカーズにいたギタリストのピーター・グリーンのイントロと間奏のギターにしびれたものです このバンド リード・ギターが3人います
 このLP発売の頃だったと思いますが CBSコロンビアからCBSソニーに変わり それまで試聴出来ていたLPが CBSソニーはセロハン様のものでピッチリとパックされ 試聴不可になってしまったと記憶しています



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blind_faith Cの曲は「プレゼンス・オブ・ザ・ロード」LP『スーパー・ジャイアンツ』演奏:ブラインド・フェイス「盲目的な信頼」と名付けられたこのバンドは 1968年当時絶大な人気を誇っていたバンド「クリーム」を ベーシストのジャック・ブルースとの対立等で解散させたギタリストのエリック・クラプトンがドラムのジンジャー・ベーカーを引き連れ トラフィックのスティビー・ウインウッドと結成したバンドで 史上最大のスーパー・グループと呼ばれながらも 最初にして最後のLPなのです 全曲S・ウインウッドのヴォーカルのもとで演奏される曲の中で E・クラプトンの創ったこの「プレゼンス・オブ・ザ・ロード」が昔も今も好きな曲である クラプトンはこの後 デラニー&ボニーに参加 そしてジョン・レノン&プラスチック・オノ・バンドに加わった後 デレク・アンド・ドミノスを結成する この『スーパー・ジャイアンツ』のアルバム・ジャケットの写真に 12歳の少女の上半身裸の写真を使用した為 アメリカでは発売中止 写真を差し替えて発売したと記憶しているのだが・・・何故か私この少女のジャケットの輸入盤を持っている『1969 Atlantic Recording Corporation Printed in U.S.A』となっとります
(注:この写真はCD・ジャケットで 右上のナンバーは オリジナルLP・ジャケットにはありません)

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lynyrd_skynyrd Dの曲は「シンプル・マン(ライヴ・バージョン)」CD『レジェンド(伝説)』演奏:レーナード・スキナード サザン・ロックに生き そして全米ツアーを開始したばかりの 1977年10月17日 チャーター機の墜落事故により ヴォーカリストのロニー・ヴァン・ザントとギタリストのスティーヴ・ゲインズ スティーヴの実姉でコーラスのキャシー・ゲインズ そしてロード・マネージャーのディーン・キルパトリックの4名を一瞬の内に失いバンドの終焉を迎えた 悲劇のバンドである この「シンプル・マン」はアトランタのフォック・シアターでのライブ・ヴァージョン ギターが泣いている ヴォーカルが唸っているとでもいいましょうか 明るい昼間より 夜灯りを落として聴く事が多いようです




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maccartney Eの曲「ママ・ミス・アメリカ」LP『マッカトニー』演奏:ポール・マッカトニー リリース:1970年4月17日 言わずと知れたビートルズのメンバーであったポール・マッカートニーの初のソロ・アルバムである 普通ソロ・アルバムといえば ビートルズ解散後初の・・・といった風なのですが なんとこのアルバムの後でビートルズの「レット・イット・ビー」が発売された ポールがビートルズ解散説を肯定したともいえるアルバムでした ポール・ファンやビートルズのファンでしたら 恐らくこのアルバムを最初聴いたら椅子から転げ落ちたかも・・・あのビートルズのアルバムでの計算し尽された音作りとは違って 荒削り 手造りといった感想でしょうか 他には「恋することのもどかしさ(Maybe I’m Amazed)」「ジャンク」などいい曲もあるが「ママ・ミス・アメリカ」を選んだのは FM大阪が開局 夕方6時頃の一時間番組だったと記憶していますが 新譜アルバムを解説を交えじっくりと聴かせてくれた番組「ビート・オン・プラザ」そのテーマ・ミュージックとして使われていまし た ちなみに ヤザワ・ジロウというDJ(ペン・ネームで本名は忘れたのですが毎日系のTVによく出ていた人)の「ビート・オン・プラザ」のテーマ・ミュージックは「ライノセロス」というバンドの「アプリコット・ブランデー」だったと記憶しています


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nantucket_sleighride Fの曲は「ナンタケット・スレイライド」 Gの曲は「想像されたウエスタンのテーマ」 Hの曲は「ヤスガーの農場」 FはLP『ナンタッケット・スレイライド』 GHはLP『勝利への登攀』 演奏:マウンテン 1968年夏 120Kgを超える巨漢ギタリスト レスリー・ウエストに クリームのプロデューサーだったフェリクス・パッパラルディを中心に結成されたバンドです 私が初めてこの「マウンテン」を聴いたのは 前述の「ビート・オン・プラザ」で 当時番組欄に「レスリー・ウエスト&ザ・マウンテン特集」と出ていたのを カントリー・バンドぐらいに思って近所の喫茶店でのんびり避暑していたら BGMでFM大阪が流れていてこの「マウンテン」のへヴィーな音が流れ 大慌てでアパートに戻り ヘッドホンで大音量にして聴きました 安物のステレオでもヘッドホンで聴くと結構いい音で聴けます この「ナンタケット・スレイライド」は 71年リリース マウンテン3枚目のアルバム この時にはドラムに 「コーキー・レイング」が参加している アルバム・ジャケットを手がけ 作曲にも参加した ゲイル・コリンズはパッパラルディの奥さんである 数々の曲を共作し 素晴らしいメロディを生み出したフェリックス・パッパラルディとゲイル・コリンズのコンビだったが 1983年6月 その妻ゲイルにパッパラルディは射殺・他界している レスリー・ウエストはドラムのコーキー・レイングとクリームのご存知ジャック・ブルースと「ウェスト・ブルース&レイング」を結成 LP「ホワイ・ドンチャ」をリリース 私即購入即試聴 ホワイ・ドンチャ・・・ナンノ・コッチャ 私のLPの中で新品同様ですぞ・・・

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左から「ホワイ・ドンチャ」 「デレク&ドミノス」「マウンテン・勝利への登攀」「デラニー&ボニー&フレンズ&クラプトン」「永遠のフイルモア・ウエスト」

河口湖ペンション ラヴィンスプーンフル モビーグレープ

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